・毎月データが変わるたびにグラフを作成し直して手間がかかる
・項目数が変わるたびに表を作り直して手間がかかる
Power Query と Power Pivot を組み合わせることで、データの取り込みからグラフや表の作成までを自動化できます。
レポート作成のルーチンワークから解放されましょう!
サンプルとして、次のような、産地と品名がリストになっているデータを Power Queryのデータモデルとして準備しました。
1月から4月までの売上データとしています。
グラフを作成する
まずサンプルデータをデータモデルとして取り込みます。手順は次のページを参照願います。
取り込んだデータをグラフにします。
"挿入" > "ピボットフラフ" を選択します。
分析するデータは "このブックのデータモデルを使用する" を選択します。
ピボットグラフの配置先は、お好みで選択します。今回は、"既存ワークシート" を選択します。
"OK" を選択すると次のような空のピボットグラフの枠と右側にフィールドが表示されます。
右側に表示されるデータソースをクリックすると、取り込んだデータの項目が表示されるので、各フィールドにドラッグします。
凡例(系列):グラフ表示を分ける基準を設定します(例.商品名、部門など)
軸(分類項目):横軸の基準を設定します。(例.日付など)
値:縦軸の基準を設定します(例.売上高、販売数量など)
グラフの表示方法を変えることもできます。
"デザイン" > "グラフの種類の変更" を選択します。
グラフの種類を選択する画面が表示されるので、お好みのグラフを選択します。
今回は、折線グラフを選択します。
グラフの表示が変わりました。
グラフ表示の設定はそのままにデータを更新する
グラフ作成に使用したデータが更新(例えば新しい月の売上データが追加される)された場合、グラフ作成作業を再度行うことなくデータだけを更新します。
次のような既存データに5月分のデータが追加されたファイルがあるとします。
このファイルで既存のデータファイルを上書き保存するか、データソースの取り込み先ファイルを新しいファイルに変更します。
取り込み先ファイルを変更する方法は、次のページを参照願います。
データファイルを新しくしたら、"データ" > "すべて更新" を選択します。
更新処理が終わると、追加された5月分のデータもグラフ表示されます。